【犬の多頭飼い】成功の秘訣を徹底解説

犬を2匹連れて散歩していると、最もよく聞かれる質問は「仲は良いですか?」と「2匹で遊んでくれますか?」です。

確かに私の親戚の家でも、犬を2匹飼いはじめたものの仲が悪く、1匹はほかの親戚のお家に譲っていたので、「愛犬たちが仲良くしてくれるか」はとっても気になることだと思います。

そこでこの記事では、多頭飼いを検討する飼い主さんに向けて、事前に考えておくべきことを、体験談ベースでご紹介します。

先住犬は犬が好きかどうか

大前提として、先住犬が犬が好きかどうかが最も大切です。(※先住犬とは今飼っている1匹目の犬のこと。先にお家に住んでいるので「先住」)

「え?犬なのに犬嫌いとかあるの?」と思う方がいるかもしれませんが、結構います。犬が嫌い、犬が怖い、犬と一緒にいると疲れる、という犬は意外と多いです。

お散歩をしていても、怖くて「向こう行ってよ!」と吠えている子もいますし、近づくと「怖いよ~」と飼い主さんの後ろに隠れてしまう子もいます。

犬が犬を嫌いになってしまう理由は様々ですが、代表的なものは

犬が犬嫌いになる理由

  • ほかの犬に噛まれるなど怖い思いをしたことがありトラウマになっている
  • 販売流通されるために、乳児期に母犬や兄弟犬と過ごす時間が短く、犬慣れしていない
  • 自分のことを人間だと思っているので、犬とは絡みたくない(※冗談ではなく本当です笑)

があげられます。

もし先住犬が、犬が嫌い・怖いという性格だったら、多頭飼いはおすすめしません。

だって、外で犬に合うのも嫌なのに、最も落ち着けるはずの家の中に犬がいたら、とってもストレスだからです。

coco
無理やり2匹目をお迎えしてしまった飼い主さんにもお会いしたことがありますが、家の中でも2匹の部屋を分けているそうです。

我が家の先住犬(兄犬)は、ブリーダーさん宅でしっかりと幼少期を母犬、兄弟犬と過ごしていたせいか、犬が怖い・嫌いということはなかったので、2匹目を迎えることができました。

犬同士の年齢

2匹目を迎えるにあたり、犬同士の年齢も気になるポイントだと思います。

年齢差が近い

私の体験、および、周りの飼い主さんを見ていて思うことは、「年齢は近い方が犬同士は楽しそう」ということです。(※あくまでも個人的な意見です!)

我が家の兄弟犬は1歳違いで同じ犬種なので、体の大きさや体力、食べる量などもほとんど同じです。

そのため、散歩やご飯、睡眠の時間など、毎日ほとんど同じペースで過ごすことができます。

足の速さやパワーに個体差はあるものの、ほとんど同じ体重なので、プロレスやかけっこで遊ぶ時も、両者とも力を出し切りながら、フルパワーで遊ぶことができます。

年齢差が近いと、シニア期が来るのも一緒なので、少しペースを落として、のんびりと2匹で過ごすことができます。

知り合いの多頭飼いの飼い主さんは、我が家と同じ1歳差で飼っていて、シニア期にはいつも2匹で日向ぼっこをしたり、おやつを分け合ったりと、超ほほえましくのんびりと暮らし、2匹とも17歳まで長生きしてくれたそうです。

また、年齢差が3歳~4歳くらいまでであっても、体力は近いですから、楽しく暮らしている場合が多いようです。実際、私の周りにも、5歳差くらいで多頭飼いしている人はちらほら見かけますし、犬同士も一緒に遊んだりと仲良くしていますよ。

年齢差が大きい

先住犬がシニア犬の場合は、先住犬にとって若い犬が新たにやってくるのはちょっとストレスがかかるかな~と思います。

(↑祖父母の家の柴犬15歳)

シニア犬になると、日中はずっと寝ていて、お散歩やご飯のときだけ起きている子も珍しくないので、周りで若い犬がキャッキャとしていたら、「うるさいなあ~」と煙たく思うことは容易に想像できます。

(↑実家のシーズー犬11歳)

若い犬も、先住犬を「遊ぼうよ!」と誘っても、「お昼寝したいから、向こう行ってよ」と煙たがられたら、不満がたまってしまいます。

実際、我が家の先住犬(当時1歳)を、実家のおっとりシニア犬(当時11歳)に合わせてみたところ、全力で引いてました…笑。

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「なんなのあんた…向こう行ってよ…」感が100%で、笑っちゃいけないけど、笑っちゃいました。

一瞬遊ぶだけでもこんなにドン引きしているのですから、一緒にもし暮らすとなれば、おっとりシニア犬の方はとってもストレスだと思います。

ただし!

先住犬がシニアになっても「若い子が好き!」「まだまだ現役で遊びたい」という性格の場合は、自分より若い2匹目を迎えても問題ない場合が多いです。

先住犬が10歳くらいで子犬を迎えたという多頭飼いのお家、実は結構いまして、中には「若い子が刺激になって、とっても元気になった」という声もよく聞きます。

ですが、心は若くても、歩くスピードや距離はシニアになるとゆったりしてくるので、10歳差くらいで多頭飼いしている飼い主さんは、1匹ずつ別に散歩するか、バギー(※犬のベビーカー)持参の散歩が必須

シニア犬を無理やり歩かせるのは体に良くないですが、かといってシニア犬の方に合わせていると若い犬は運動不足でストレスがたまってしまいます。

なので、若い犬の方に距離を合わせて散歩先住犬が「疲れた~」となったらバギーに乗せて一緒にお散歩する必要があります。

犬同士の性別

私は多頭飼いをする前に、犬を飼っている先輩飼い主さんから、「オスとメスは相性がある」「オス同士はケンカするから良くない」などの噂をよく聞きましたし、ネット情報にも同じようなことが書いてありました。

でも、実際に多頭飼いを始め、周りの多頭飼いの飼い主さんとも話をしていると、「噂・ネット情報全然違うじゃん!と思いました。

オスーメスの場合

実際、オスーメスの組み合わせで多頭飼いされているところは、ほとんどのケースでうまくいっているようです。

(中には例外もあり、とっても仲が悪くて困っているというお家も1軒だけ見たことがあります)

お兄ちゃんー妹、お姉ちゃんー弟、で遊ぶ姿は、とっても愛らしくて、うちもメスが欲しくなります笑。

ただし、去勢手術と避妊手術をどちらも行ったオスーメスの多頭飼いの場合に限ります。

(↑去勢手術の後、意気消沈する我が家の兄犬)

避妊・去勢手術を行っていないオスーメスの多頭飼いは、ブリーディング(子供を産んでもらい、育てるor譲渡する)を行う場合は、性的欲求が満たされるので良いのですが、そうでない場合は、オス犬の性的ストレスは相当高いものです。

今は室内飼い、去勢手術が一般的になったのであまり聞きませんが、昔よく聞いたのは、

オス犬のトラブル

  • 外飼いしていた未去勢のオス犬が、発情期のメス犬を追いかけて、よその家のお宅に入り込んでしまい妊娠させてしまった
  • 発情期のメス犬を追いかけたオス犬が、道路に飛び出して車と衝突してしまった

つまり、オス犬は発情期のメス犬がいると「いてもたってもいられなくなる」くらいの衝動を感じているのです。

メス犬は、およそ年に2回1週間程度のヒート(※人間でいう生理です)を迎え、その後に10日ほどの発情期を迎えます。メス犬が発情期になると、オス犬もそれに気づいて発情します。

オス犬は2㎞圏内であれば、発情期のメス犬の匂いを嗅ぎつけることができるといわれているくらいですから、いくら別の部屋にしたとしても、家の中に発情期のメス犬がいるかどうかなんて丸わかりです笑。

(↑2km先まで匂いを感知できるらしい…)

なので、交尾ができないのに、年に2回発情期のメス犬が同じ家の中にいる。なぜか飼い主さんは近づくのを許してくれない。オス犬にとっては、これ以上ないストレスです。

オスーメス、で飼う場合は、メス犬のヒート期と発情期のこと、避妊・去勢手術のことをしっかりと想定しておく必要があります。

オスーオスの場合

我が家はオスーオスの多頭飼いです。

オスーオスの多頭飼いが嫌煙される理由として、オスは権力争いをするから大変というものです。

オスは「俺の方が強いんだぞ~」という気持ちを表すとき、マウンティング(相手の犬の上に乗っかること)やマーキング(相手のおしっこの上から、自分のおしっこをかけて匂いをつけること)をします。

(↑ドッグランにてマーキング中)

これが家の中で行われたら、たしかに飼い主さんは大変です。

激しくなると血が出るほどのケンカすることもあるそうで、実際、私の親戚のお家のオスーオス多頭飼いは、1匹をよそのお家に譲っていました。

でも、我が家のオスーオスは、いたって平和です。めっちゃ仲良しです。

この違いが何かというと…ズバリ「優劣がはっきりしているから」だと思います。つまり、弟が「お兄ちゃんの方が上」としっかりと認識しているのです。

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優劣がはっきりしているので、争う理由がない!

うちの弟犬は「お兄ちゃん~」と甘えて、兄犬に寄りかかって寝たり、顔をぺろぺろなめていたり、プロレスをしかけにいったりしています。

なので、オスーオスであっても、優劣の決着がついてしまえば、とーっても仲良しです。

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去勢手術をすると「俺の方が強いんだぞ~」の主張が弱まる、とも聞いたことはありますが、我が家は去勢手術をする前とする後で、あまり関係性は変わっていないように感じます。

先住犬が成犬で、2匹目が子犬の場合、自然と優劣はついていくので、あまり心配する必要はないかなと個人的には思います。

メスーメスの場合

メスーメスに限っては仲が悪いという話は正直、ほとんど聞いたことがありません。

年齢差が大きく、先住犬が2匹目が来た時にストレスを感じていたという話は聞いたことがありますが、メス同士の性格的な問題でトラブルになっているケースも聞いたことがありません。

ただし、避妊手術をしていないメスーメスで飼っている飼い主さんから最もよく聞くのが、「ヒート期のケンカ」です。

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1年に2回あるメス犬のヒート期は、人間の生理と全く同じ笑。

もちろん出血するので、おむつ生活ですし、ホルモンバランスも不安定なので、情緒不安定になりがち。中には、食欲がなくなる子もいるそうです。

ドッグランや保育園なども、ヒート期のメス犬は、他のオス犬を興奮させてしまうので、出入り禁止ですし、お散歩時もとっても気を使います。

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知り合いの飼い主さんの言葉を借りれば、ヒート期のメス犬は「超機嫌悪いし、元気ない」だそう。

そのため、避妊手術をしていないメスーメス同士で多頭飼いしている場合は、ヒート期になると「うざい!こっち来ないでよ!」「なんなの!むかつく!」(※想定の会話です笑)など、機嫌ナナメでケンカに発展することが多々あるそうです。

ですが、ヒート期を除けば、あるいは、避妊手術を終えていれば、メスーメス同士の多頭飼いは、とっても良好のようです。

個人的には、フリフリのお洋服を着せてもらった姉妹犬見ると、いいな~かわいいな~なんて思います。

犬同士の相性

多頭飼いをするとき、犬同士の「相性」を見てから飼うことがとっても大切とよく言われます。

ですが個人的には、2匹目が子犬の場合は、1匹目との相性をあまり気にすることはないと思います。

というより、子犬のころはまだ性格も完成していないので、先住犬との本当の相性を図るのは難しいです。

我が家の兄犬も、子犬のころは、散歩中も「皆とあいさつしたい!もっと絡みたい!」というオープンな性格でしたが、成犬になってからは「別に僕はもういいっす」っと挨拶だけしたら、あっさりとお散歩を続ける犬に変わりました。笑

ただこれは、我が家の兄犬に限ったことではなく、結構どの犬にも共通しています。

子犬のころは、人間と同じで見るものすべて、出会う人(犬)すべてが新鮮で、好奇心もMAXですので、他の犬に対しても積極的です。

でも、ある程度の年齢がいくと、世界がわかってくるので、特に自分が興味を惹かれる犬以外は、積極的に絡みにいかなくなります。

なので、先住犬と子犬の相性を見るのはとっても難しいのです。きっとその子犬も成犬になったら性格が変わるはずだから…笑。

ただし、

2匹目を子犬ではなく、成犬で迎える場合には(保護犬など)、先住犬との相性を見ることはめちゃくちゃ大切です。

まずは公園などで挨拶してもらい、うなったり吠えあったりしないかどうか、一方が怖がったりしていないかどうか観察するとよいでしょう。

1回でわからなかったら、2~3回会えば、相性が良いかどうかはすぐわかります。

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犬は嘘をつかないし、空気を読んだりしないので笑、「いやだ」「気に入らない」と思ったら、吠える、うなる、逃げるなど、様々なボディランゲージで教えてくれます。

もし、お散歩ご挨拶の段階で相性が良くなければ、他の子を探す方が賢明だと思います。

まとめ

犬の多頭飼いを始める前に注意することを、体験談ベースでご紹介しました。

多頭飼いの犬同士の性別、犬同士の相性については、ネット情報と、実際に飼った後に飼い主さんから聞く口コミとに大きな差があるので、参考になれば嬉しいです。

先住犬の年齢や性格、ライフスタイルをよく観察して、2匹目を迎えることがストレスにならないように、よく検討してあげてくださいね。

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