文具、雑貨などの販売を手がけるサンエックスが2012年から展開するキャラクター「すみっコぐらし」の映画が2019年11月8日より公開しました。
子供向けかと思いきや、「号泣」「エモエモのエモ」「大人の荒んだ心に効く」「心が浄化される」などTwitterで大絶賛。涙が止まらない大人が続出しています。
そこでこの記事では、「すみっコぐらし」とは?どんな映画なの?を、すでに映画を見て号泣した大人の感想とともにご紹介します。
「すみっコぐらし」とは?
カフェや部屋など「隅っこが好き」という傾向がある日本人の気持ちをテーマに作られたキャラクターです。
サブタイトルは「ここがおちつくんです」。
グッズや絵本などはすでに大人気で、キャラクター大賞2019グランプリも受賞しています。
キャラクターはたくさんいるのですが、メインは「すみっコ」たち、脇役が「みにっコ」たち。
「ぺんぎん」や「しろくま」などの動物や、「とんかつ」や「たぴおか」など物がモチーフになっています。
彼らの共通点は、性格が控えめでネガティブ。
実際に、
- 「しろくま」は寒がりで北の国から逃げてきた
- 「とんかつ」は食べ残された(すみっコは脂身だから)
- 「ねこ」は体形を気にして恥ずかしがり屋
- 「たぴおか」は吸いにくいからと残されてしまった
など、みんな何かしらちょっと隠したい過去や、コンプレックスを持っています。
そしてみんな、部屋の隅が好き・落ち着く、という共通点を持っています。
「すみっコぐらし」の公式HPのコンセプトではこんな風に書かれています。
電車に乗ればすみっこの席から埋まり、カフェに行ってもできるだけすみっこの席を確保したい…。
すみっこにいるとなぜか“落ちつく”ということがありませんか?
さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”、食べ残し(?!)の“とんかつ”、はずかしがりやの“ねこ”、正体をかくしている“とかげ”など、ちょっぴりネガティブだけど個性的な“すみっコ”たちがいっぱい。
すみっこが好きな方、すみっこが気になる方、あなたもすみっコなかまになりませんか?
ちなみに、「すみっコぐらし」を制作したデザイナーさんは、サンエックス社の制作本部デザイン室所属の横溝友里氏。
学生の頃、授業中にノートの隅に描いた落書きがキャラクターのアイディアになっているそう。
(「すみっコぐらし」のキャラクターを描く横溝氏)
以前、インタビューで開発秘話をお話しされていました。
社内ではデザイナーらによるコンペが数カ月に一回あります。
追い詰められていた時、大学の授業中に描いたメモの隅の落書きに目がとまりました。
今でいう「たぴおか」に似たキャラで、吸いにくいから残されてしまったひねくれものという設定です。
投げやりな感じで、たぴおかに似て中心にいなさそうなキャラを集めて提案したら、まさかの好評。
そこから設定を練りながら、今の形に近づいていきました。
追い詰められたときに生まれたキャラクターだったのですね。
「すみっコぐらし」映画版で大人が号泣
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は、サンエックス開発チームが完全監修したオリジナルストーリーの映画。
最大の特徴は
- キャラクターに声優を一切用いず、字幕とナレーションでストーリーが展開されること。
ナレーションは、アイドルグループV6の井ノ原快彦さんが担当。
本の読み聞かせのシーンを女優の本上まなみさんが担当しています。
あらすじは、「すみっコたちが、絵本の中に吸い込まれてしまい、そこで出会ったひよこのお家を探してあげるというストーリー」。
いつもの喫茶店、いつものすみっこ。
その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・?
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、
古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。
絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、
ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。
キャラクターに癒されまくりではありますが、予告編だけ見ると、「まあ、子ども向けかな…?」と思いますよね。
ですが…
これが、「逆詐欺映画」と言われる所以!
実際に映画を見た大人がことごとく号泣しているのです!
映画すみっコぐらし、
逆詐欺映画で号泣する感動作。
ベイマックスもそうだけど。
すみっコぐらしの世界観には忠実な内容だけど、
まさか、ああいう展開になるとは思わなかった!
エンドロールまで目が離せない。— ふいはら(●ー●) (@mirai182ise) November 11, 2019
まどか☆マギカ、ディズニーアニメなどが好きな人に、
オススメの逆詐欺映画すみっコぐらし!
前半はほのぼのだけど、
ラストは大人でも号泣する感動作。
すみっコぐらしを知らなくても、
わかる内容。
動きがよくて、背景美術が綺麗だよ!— 吹原 (@suihara) November 11, 2019
映画すみっコぐらし見てきました。今年見た映画で一番良かったみんな見てくれ。大人向けかもしれない…初めて映画館で泣いた。癒しと善意で出来た優しい世界、荒んだ心に効きすぎる。映画館でぜひ見て欲しい。美少女もイケメンも無いけどマジで良い見てくれ…頼む… #映画すみっコぐらし pic.twitter.com/s8brg7FxCG
— 映画すみっコぐらしを見ろ (@senbe_i) November 9, 2019
すみっコぐらしの映画を見てきました
子供向けのほのぼの映画と思って気を抜いてたら超泣いた
ラストに怒涛の泣きポイント
エモさが押し寄せてきて涙腺崩壊
周りに迷惑をかけないよう嗚咽を堪えるのに必死でした大人にこそ見て欲しい
優しさに溢れた素晴らしい映画でした#すみっコぐらし映画 pic.twitter.com/mtGrVRsHVH— ヤタラ@ヒマデス (@yatara3571) November 9, 2019
大人の心にグッサグサに刺さるワケをこちらのTwitterユーザーさん(ユーザー名が「すみっコぐらし」!)がとってもわかりやすく言語化してくださっています。
すみっコたち、外見はとんかつとか突飛な感じするですが、みんな抱えているものがリアルなのが良いんですよ。人見知りとか嘘ついてるとか、どんな人でも当てはまるようなコンプレックスをキャラとして可愛く描いてるのが素晴らなんですよ… #すみっコぐらし
— 映画すみっコぐらしを見ろ (@senbe_i) 2019年11月10日
すっごいわかる…。
分かりすぎてこのコメント見ただけで涙ぐみます…。
ちなみに、「逆詐欺映画」のワードがTwitterでトレンドになったのもこちらのユーザーさんのコメントだと思われます。
すみっコぐらしはね、逆詐欺映画ですよ…予告で癒し系に見せかけて…大人を泣かせるわるい映画だよ…(褒め言葉)
— 映画すみっコぐらしを見ろ (@senbe_i) 2019年11月9日
「すみっコぐらし」本家の耳にも届いたようですね。(これ以上ない誉め言葉ですよ~!!)
【すみっコぐらしのなかまたち紹介】
逆詐欺映画…?🤔
すみっコぐらしのこと、詳しく知らないけど
ちょっと気になるかも・・・
そんなみなさんにぜひ広めてもらえたら嬉しいです🌸
こんなすみっコたちが活躍する #映画すみっコぐらし 絶賛公開中です🎬✨ pic.twitter.com/2QhRX43UvS— すみっコぐらし【公式】 (@sumikko_335) 2019年11月11日
個人的には、この映画の主題歌PVの中に出てくる、「ぺんぎん」が「ひよこ」にかけたセリフをみて、すでに半泣きになりました。
「おなじだよ」
「じぶんさがしちゅう」
これは…本当にエモエモのエモ…(ひらがなで書いてくるのもズルい…)
まとめ
「逆詐欺映画」と大人が号泣する「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」のあらすじや、Twitterでの絶賛コメントをご紹介しました。
まだまだ広がりを見せそうな「すみっコぐらし」の映画版。
絶対泣く自信があり、見に行きたいけどどうすればよいか分からない…。
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