呪術廻戦の小説版をネタバレ|「呪術廻戦 夜明けのいばら道 」は妹校交流会後の話!

週刊少年ジャンプ(集英社)にて、2018年14号から連載がスタートした芥見下々先生の漫画『呪術廻戦』

2020年10月からはアニメが放送され、2021年12月には、0巻として発売された『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』が映画化されました。

そんな呪術廻戦、小説版もかなり面白いんですよ!!

この記事では、小説版の「呪術廻戦 夜明けのいばら道 」の内容をわかりやすくネタバレしちゃいたいと思います。

※ネタバレがございますのでご注意ください!!

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呪術廻戦|小説版「呪術廻戦 夜明けのいばら道 」【ネタバレあり】

画像引用:『呪術廻戦 夜明けのいばら道』より

本編の間を埋めるような、日常の物語が5話収録されています。イラストがなくても、頭の中にちゃんと描かれるような内容になっていて、とても読みやすいです。

時間軸的には、京都姉妹校交流会のあとの話。

第1話 野薔薇と棘(のばらととげ)

野薔薇が気になる狗巻棘の話―――

 

京都姉妹校交流会に向けて、2年による特訓を受けている1年の2人。そのうちの1人、釘崎野薔薇が常々考えていること、それは2年・狗巻棘のこと。

おにぎりの具で会話をする彼のことが、どうしても上手く理解できないらしい。

真希とパンダいわく、一番面倒見が良くて、乙骨を除けば2年では一番の善人。そのうちわかると言われたけれど・・・

 

時は流れて交流会後。

釘崎が渋谷で買い物をしていると、外国人に道を聞かれて面倒臭そうな状況に陥っている狗巻と遭遇。間に入って何とか外国人に道を教えました。

こうして買い物を続けるべく行こうとした釘崎を、なぜか引き止めようとする狗巻

何を言いたいのか理解できなかった釘崎は行ってしまい、狗巻は追いかけようとしたけれど、ぶつかった老人を助けているうちに見失ってしまいました。

 

釘崎が歩いていると、スーツ姿の男に声をかけられました。なんと、スカウト。疑いもせずに、話だけなら・・・とぼんやりとする頭でついていく釘崎。

そこは―――呪術を使って悪い金を稼ぐ、悪徳呪術師の事務所でした。彼は呪言師。彼の言うことを信じさせる能力。でも、狗巻家ほどの力はないため、釘崎に渡した名刺で能力を増幅させていました。

金槌は奪われ、両手を椅子に縛られた釘崎。絶体絶命のピンチ!でもそこに、狗巻が助けに来ました。

なぜ?釘崎が考えた結論は、狗巻は単独任務に来ていて、釘崎に忠告していた・・・おにぎりの具でわかるかい!!

 

ピンチを脱した釘崎でしたが、相手も呪術師。狗巻対策をちゃんとしていました。

窮地に立たされる2人。

ですが、この術師たちは釘崎のことを知らなすぎました。

彼女は釘崎野薔薇なのです。

術式に媒介が必要な呪術師ならば、奪われたら窮地に陥ることは百も承知。現地で媒介を作る術は身に着けていて当然。

釘崎は、両手を縛っていた縄の切れ端を使って、小さな人形を編んでいたのです。

術師の能力を増幅させていた名刺、それと人形を重ね合わせて、釘崎が履いていたブーツのピンヒールで貫くと―――花咲くように裂けた舌の激痛に、術師はのたうち回りました。

引き出しから金槌と釘と藁人形を取り出した釘崎。術師にとどめを刺そうとしましたが、狗巻に止められました。

 

この一件があったおかげで、釘崎は呪術師としての成長と、狗巻との会話能力を向上させることができました。

おわり。

画像引用:『夜明けのいばら道』40P

 

第2話 此処に在らずとも

メカ丸の単独任務と淡い恋心の話―――

 

メカ丸――与幸吉(むた・こうきち)に与えられたものは、呪力。与えられなかったものは、自由。

天与呪縛。生物としての健康健全な肉体が、幸吉の力の代償でした。そのため、幸吉は生命維持装置を備えた薄暗い部屋からは、一歩も出ることが叶いませんでした。

幸吉の力、それは莫大な呪力と範囲広大な術式。部屋から出れず、自由に身体を動かすこともできない幸吉が、自由に動き回るための体。それが―――メカ丸。

 

交流戦が終わって、京都校の校庭の枝葉が少しずつ秋の色に染まり始めた頃。

京都を中心に、交通事故が頻発しており、それが呪詛師の仕業だと判明。調べていくと、比叡山にある整備工場跡を有毒ガスで充満させ、そこに帳を重ねて呪詛師は潜伏しているようでした。

呪詛師の術式は、式神を媒介とした物体操作で、おそらく準一級以上の相手と推測。そんなわけで、有毒な環境下でも、広大な術式範囲を活かして活動できるメカ丸が、任務に行くことに。

 

拠点制圧任務―――使えるだけの傀儡を投入すれば、難なく制圧できそうだったけれど、“ 内通者 ” として活動する上で、スペアの存在は知られたくない。それに、特級呪霊を迎え撃つために、戦力は温存しておきたい・・・

メカ丸は、単独で行くことにしました。

 

任務当日。

メカ丸が自販機スペースで座っていると、三輪霞・禪院真依がやって来て、三輪がポケットからシュシュを取り出してメカ丸の右腕につけました。

シュシュには、ロボットのキーホルダーが。

時間になり、メカ丸が声をかけてきた補助監督の方に向かおうとすると、おそらく三輪が声をかけました。

「行ってらっしゃい」

「ありがとゥ。行ってくル」

 

ガスが充満する整備工場跡。

複数のラジコンカーによる爆撃で、今後のために単体で来てしまったメカ丸は、明らかに不利な状況に陥ってしまいました。

敵の攻撃をしのぐことに専念したメカ丸に、爆炎の向こうからタンクローリーが落下してくるのが見え・・・

左腕には遠距離武装の大祓砲が装備されているため、右腕で防ごうとしたメカ丸でしたが、メカ丸―――幸吉の目に入ったキーホルダーを庇うため、左腕を犠牲にしてしまいました。

 

呪詛師がいたのは屋上。メカ丸には攻撃手段がなく・・・三重大祓砲(アルティメットキャノン)を使えば、メカ丸の廃棄と引き換えに、決着はつけられるけれど、メカ丸は「帰りたい」と願いました。

結果―――刀でタンクローリーのタイヤを破裂させ、爆風を使ってメカ丸本体を上昇させ、右腕のブースターでさらに加速。呪詛師の上へと飛び上がりました。

口で右腕のキーホルダーを引きちぎると、呪詛師めがけて右腕を構え・・・「推力最大、右腕部分離(ロケットパンチ)!」

 

任務翌日。

メカ丸がベンチに座っていると、心配した三輪が走ってきました。メカ丸は仮初めの体だけれど、それでも ” 当たり前 ” があることがくすぐったく感じるメカ丸。

「ただいマ」

「・・・はい、おかえりなさい」

 

おわり。

画像引用:『夜明けのいばら道』78P

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第3話 浅草橋哀歌(あさくさばしエレジー)

ストレスだらけの可哀想な伊地知の話―――

 

最近の伊地知の主な仕事

交流会にあたっての、京都校との打ち合わせや事務手続き

呪詛師、呪霊一味の乱入による対処と被害確認

死傷による欠員補充の根回しと遺族への対応

急に必要になった野球用具の手配

Etc etc・・・

次の仕事として埼玉の呪霊被害への対応任務で、1年生組の引率が予定されていた伊地知でしたが、なぜか別の補助監督が担当することになり、ぽっかりと予定が空いた伊地知。

土日祝日以外の休暇を申し出るのが苦手な伊地知は、休みを取ることもできず・・・

とりあえずパソコンを立ち上げて、気がつけば、メールチェック、デスクトップのアイコン整理、書類の様式の見直し、事務作業用のシステムのチェック、引き出しの片付け、etc・・・

「・・・あれ。私、自分から疲れを作ってない?」

お茶を飲みながら、地味にショックを受ける伊地知なのでした。

いろいろなことを考えていると、キリ・・・と胃の痛みが

 

大したことのない仕事を作ってはダラダラとこなす・・・そんな状況から抜け出すべく、気分転換に訪れたのは、東京校内医務室。

「ストレス性の不調だな。弱めの胃薬を出しておく」

姿勢よく丸椅子に座る伊地知の前にいるのは、呪術師でもあり医務室の医師・家入硝子(いえいり・しょうこ)

伊地知が憧れる女性です^^

問診と簡単な触診で、そこそこ癒された伊地知。普段ならすぐに仕事に戻ってしまう家入ですが、この日は丁寧に問診してくれて、雑談にも付き合ってくれました。

そしてなんと、今夜飲みに行かないかとのお誘い。一瞬、鼓膜から入った言葉を処理する脳が止まった伊地知でしたが、4回も「暇です」を連発するくらい、その誘いを受け入れました。

 

家入との待ち合わせ時間は午後6時。15分前に店についた伊地知が、深呼吸を数回して店の引き戸を開けると・・・

「ウェーイ、おせーよ伊地知」

思わず戸を閉める伊地知。家入と2人で食事、そう思っていた伊地知の視界に入ったのは、メロンソーダをジョッキで飲む五条悟の姿。

そんなはずはないと、恐る恐る戸を開けてみると、やっぱりそこには五条の姿が。

家入と2人きりだと思っていた飲み会は、まさかの五条含めた3人なのでしたwww

 

いつも伊地知にストレスを与えてくる五条。でも、今日の飲み会を提案したのは五条なのだと、家入が伊地知に伝えました。

7月からほとんど休みを取っておらず、9月は1日も休みを取っていない伊地知が倒れる前に・・・

あんな五条ですが、いろんなことが見えている五条なのです。

 

休み明け、すっかり調子の良くなった伊地知が、爽やかな気分で出勤すると・・・伊地知のデスクがありませんでした。

正確には、山積みの書類に埋もれて、自分のデスクを認識できませんでした。伊地知が震える手で、書類のいちばん上にあったメモを開くと、五条の字で「詳細はUSBメモリ内に。」と書いてありました。

USBにあった指示内容は―――鬼のような数の仕事内容でした。

 

休ませて回復したら、全力で仕事を振ってくる、それが五条悟です。

おわり。

 

 

第4話 幽往舞進(ゆうおうまいしん)

禪院真依と、彼女を慕う窓の少女の話―――

 

交流会が終わり、京都に戻った京都校のメンバー。

京都校の女子トリオ(西宮桃・禪院真依・三輪霞)は、学年の垣根を越えて仲が良い。今日も商業ビルのカフェで、もっと東京を観光したかったことや、交流会での悔しさなど、他愛もない話をしていました。

そこに、真依を慕う少女がやって来て、真依に声をかけました。

彼女の名前は槇村由宇(まきむら・ゆう)。以前、真依に呪霊を祓ってもらって以来、東山区周辺を担当する “ 窓 ” となった、呪術高専の外部協力者です。

呪霊と関わる者には緊張感が必要。でも、この槇村という少女にはそれが感じられず、三輪も西宮も、この少女には危うさを感じていました。

そして、1週間後――

 

K女子大学付近で、窓との連絡が途絶した

 

広域徘徊怨霊、推定等級二級のこの呪霊は、霊感が強くて抵抗する力を持たない人間を襲っていました。その特性に目をつけた槇村が、自分であれば呪霊を誘導できるのではないかと提案したようです。

もちろんそんな提案は却下されたのですが、槇村は勝手な接触をかはり、自己判断での単独調査を行っていました。

その結果として、連絡が途絶える事態に。

高専としては助けることはしない・・・そう言われたけれど。

 

真依の家は、呪術界で御三家と呼ばれる禪院家。昔から、呪いが見えるのが怖かったし、そんなものが見える目を持って生まれてきたことを何度も恨んだ・・・呪術師の家になど生まれなければ。

 

助けに行くつもりなどなかったけれど、真依はコートを羽織って部屋を出ました。すると、廊下には三輪と西宮の姿が。

3人は、槇村を助けに向かいました。

向かった場所は、廃屋となった学校。こういう場所は、呪いの受け皿になりやすいのです。

そこに、槇村はいました。青く腫れあがった瞼と、ケロイド状に爛れた頬。右足が折れ曲がり、左腕は肘から先がなくなっていました。かろうじて息はありましたが、このままいけば失血死は遠くない状態。

三級呪術師である真依にとって、二級呪霊の討伐は不可能。でも、ここには三輪と西宮がいる・・・3人の力で、なんとか呪霊を祓うことができました。

 

槇村は本来、救出の予定はなく、死亡扱いになっていました。愚かな行動を起こして要らぬ危険を招いた者。切り捨てて問題はない存在。それでも、治療のために東京校に送られることになりました。

見送りには行かなかった真依。

今回の件では、一人の少女を救ったけれど、呪術師の評価に繋がるものではなく、禪院家での小言は増えるかもしれなくて、風当たりが一層厳しくなりそうでした。

それでも真依の心は、少しだけいつもより晴れていました。

おわり。

画像引用:『夜明けのいばら道』139P

 

第5話 散歩道の後に

東京校1年ズが、スポーツの秋・・・ということでスポーツ特訓をする話―――

 

交流会が終わり、埼玉の特級呪霊も祓い、呪術師にとっての繁忙期が過ぎ去った頃。

呪術高専東京校の1年生は、2年生が任務に行ってしまったため暇を持て余していました。

あてもなくコンビニにやって来た虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇の3人。なんだかんだで、スポーツ特訓をすることに。

 

3人がやって来たのは、某屋内スポーツアミューズメント施設

地方にもこういった施設は存在するけれど、都会のそれはバリエーションも規模も違う。

3人が最初にやったのはセグウェイ。ハンドルのないボード型のセグウェイを選びました。なかなか操作に慣れることのできない釘崎と、最初から乗りこなせる虎杖。

2人のやり取りを、伏黒は後ろから眺めていました。

そんな伏黒に話しかけてきた虎杖。笑顔を見せる虎杖を見ながら、伏黒は考える。一度死んで帰って来てから、虎杖は時折哀しい顔をする。おそらく、己の死も、誰かの死も見つめたのだろう。以前よりも呪術師らしくなった・・・

 

セグウェイの次は対戦することになり、なぜか伏黒が種目を選ぶことになりました。そこで選んだのはバッティング。

罰ゲームは釘崎が決めた大声でモノマネ。

 

バッティング対決の結果

釘崎 十五打席で五安打

伏黒 十五打席で七安打

虎杖 十五打席で十二安打

 

優勝は虎杖、最下位は釘崎。ということで、罰ゲームは釘崎に決定。釘崎がやったモノマネは・・・ケンドーコバヤシ。

しかも、めちゃくちゃ似ているらしいですwww

 

その後、卓球、スカッシュ、ビリヤード・・・気がつけば外が暗くなっていて、3人は一息つくためにフードコートに腰を落ち着けました。

伏黒はふと気がつきました。釘崎が、今日は虎杖のやりたいことばかり聞いていた・・・釘崎も伏黒と同じように、虎杖に何かあったことを察していたのでした。そして、伏黒が戸惑っていることも。

たこ焼きを買っていた虎杖が戻って来て、2人は虎杖が何かを言う前にたこ焼きを口に入れました。そして虎杖が言ったのは「ロシアンたこ焼き」。からし入りの当たりを食べたのは・・・伏黒でしたw

「そろそろ、釘崎と伏黒のやりたいことしたいかな」

虎杖の言葉に、釘崎と伏黒は目を合わせました。そして思い出しました。

 

虎杖は、見た目能天気で、ちょっとやそっとの細かさは気にしないようで、決して鈍い男ではない――

 

3人はカラオケに行くことになり、フードコートの一角に、賑やかさが満ちていきました。

おわり。

画像引用:『夜明けのいばら道』3P

呪術廻戦の小説|みんなの声

ネタバレどうでしたでしょうか?面白かったですよね!

みんなはどうだったのでしょうか?

見ていきたいと思います。

『夜明けのいばら道』の感想 面白い

『夜明けのいばら道』は、東京校だけではなく京都校の話もありますね!

しかも、京都校の話は2話ともちょっと切ないです。これを読んで本編読んだら、京都校のみんなの見え方が変わるかもしれません。

そしてやっぱり可哀想だけどちょっと笑えるのが伊地知さんの話。

個人的には棘君が好きなので、第1話が好きです^^♡

『夜明けのいばら道』の感想 面白くない

『夜明けのいばら道』の感想に、「面白くない」「つまらない」は見つけられませんでした!!

評価低いレビュー見つけて読んでみたら・・・「梱包が破れてた」「梱包が雑」そんな意見ばかりでした^^;

販売業者さん、丁寧に梱包してあげてください。

 

あとは、日常の話が中心だったので、もっと骨太な話が読みたいかも?という意見がありました。

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まとめ

『呪術廻戦』の小説『夜明けのいばら道』について、あらすじと感想をまとめてみましたが、いかがでしたか?

本編と連動しているので、読みながら本編を思い返してみたり、もう一度本編を読んでみたり、楽しみ方が広がりますね!!

内容が気になった方は、ぜひ小説も手にしていてくださいね^^

とってもおすすめなのですよ♪

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