2010年に秋元康氏プロデュースSDN48のメンバーとして活動し、2012年に卒業、その後メディア編集部でのPR業務を経て、現在はフリーライターとして活躍する大木亜希子さん。
2019年11月に発売した「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」のエッセイが、「衝撃」「斬新」「共感」とめちゃめちゃ話題になっています。
そこで気になるのは「赤の他人のおっさん・ササポン」って誰?!ということ。
同作を読んで大共感・大号泣した筆者が、ネタバレをしない程度にご紹介します!
Contents
大木亜希子さん執筆「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」はどんな話?
「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」は、元アイドルの大木亜希子さんが、自身の体験をつづった本。
エッセイかと思いきや、しっかりとした小説の語り口で、大木亜希子さんの文章力の高さが隅々から感じ取れます。
- 大木さんがメディア企業に勤めていた当時、通勤途中に足が動かなくなりフリーズしてしまったところから物語はスタート。
- 心療内科に通いながら療養するもやむなく退職。
心は病み、昔の好きだった人も忘れられず、貯金も10万円を切るなど「人生詰んだ」大木さん。 - そんな時に6歳年上のお姉さんから提案されたのが当時56歳で独り暮らしをする「ササポン」との同居生活。
- そして、ササポンと「つかず離れず」の同居生活をする中で、大木さんが徐々に「再生」をしていくストーリー。
”大木さんが「再生」していくストーリー”と軽くまとめてしまいましたが、このストーリーが本当に共感するし泣けるのです。
ササポンと大木さんの「ぽつりぽつりとする」会話ひとつひとつがめっちゃしみるんですよ~…涙
定食屋で最初は見栄を張っていたけど、途中からぶっちゃけ話して泣き出してしまうところとか、、
昔の失恋を引きずりまくり、闇に落ちている大木さんに好物の「山芋の浅漬」を差し入れしてくれるところとか、、
大木さんもインタビューで、
ササポンと出会ってからの1年半で、度が過ぎた強迫観念や承認欲求といった、ムダなこだわりが薄れた気もします。
引用:ddnavi.com
と語っています。
大木亜希子さんが同棲している「おっさん・ササポン」は誰?本名や顔画像は?
そして、ネットでも話題になっているのが、大木亜希子さんが同棲している「おっさん」こと「ササポン」。
著書、および、大木さんのインタビューからわかるササポンの特徴としては…
- 同居当時は57歳のおっさん
- 一般企業に勤めている
- 本名は「笹本」さん
- 一軒家を所有している
- 過去にもいろんな人に部屋をシェアしている
- 奥さんとは15年前に離婚している(毎年カードが届くので円満離婚かな)
- 中肉中背で眼鏡をかけている
- 世の中の57歳男性を平均化したらこうなる的な感じ
- 俳優の小日向文世さんにちょっと似ている
- 家ではいつもステテコ姿
- ピアノの演奏ができ、良く弾くのはショパン
- 好物は「山芋の浅漬」「すいか」
- 軽井沢に別荘を持っている。週末に出向いて家庭菜園の野菜を食べる
引用:著書本文、および r25.jp
「ササポン」のイメージはこんな感じですね。優しそう!
(なるべくラフな服装の小日向さんの画像をのせました(笑))
ササポンは、一般の方なので顔画像もなく、今後もメディアにでてくることはないでしょう。
著書の中でも、マスコミからの取材依頼があるけどどうしましょう?と問いかけると「それは遠慮したいね」ときっぱりお断りしていました。
大木さんは「ササポン」について、インタビューでこんな風に表現しています。
- 孤独に強くて、誰かに身を委ねることなく、墓場に入るまで「自分で自分を始末する」と言い続けている人
- 押し付けがましくもないしおっさん特有の説教臭さもない
- 見た目は普通のおじさんだが、クラシック音楽を愛するような内面の美しさがある
引用:ddnavi.com
ということでした。
極めて普通のおっさんだけど、ルームシェアで大木さんを引き寄せるって、普通のおっさんじゃないかな~なんて思います(笑)
まとめ
元SDN48の大木亜希子さんの著書の中に出てくる「おっさん」こと「ササポン」についてご紹介しました。
自分とは全く違う視界を持った人と、良い距離感を保ちながらコンタクトを重ねていくと、
パーっと目の前が晴れるような気付きがあって、じわじわと価値観や人生観が変わっていく…ということを本当に見事に描写した本でした。
しかも、ところどころで共感ポイントがあり、めちゃめちゃ泣けます。
ぜひ読んでみてくださいね~!
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