フィギュアスケート全日本選手権で優勝し、見事北京オリンピック出場を決めた坂本花織選手。
その明るいキャラクターとダイナミックな演技は、フィギュアスケートの大会において常に注目の的となっています。
特に今季のフリースケーティングは選曲が好評で、高難度のプログラムに挑んだ演技が、高い評価を受けているようです。
今回は、坂本香織選手の今季のフリーの曲や、新プログラムやトリプルアクセルの精度についても調べてみました!
Contents
坂本花織の今季フリーの曲名
引用:yahooニュース
坂本花織選手が今季のフリースケーティングに選んだ曲は、海外ドキュメンタリー映画の音楽「No More Fight Left In Me」です。
この楽曲のテーマは、「女性の芯の強さ」。
坂本選手は当初、この「No More Fight Left In Me」について、「メッセージ性が強く、どう解釈したらいいか分からない」と苦しんだと言います。
そのため一度は旧プログラムに戻す案もあったそう。けれど、「上を目指すにはこの曲でやるしかない」と覚悟を決め、坂本選手は迷いを振り切ったのです。
高難度構成と言われる「No More Fight Left In Me」に挑戦することで、テーマである「女性の強さ」を表現する坂本選手。
北京オリンピックでは、演技に磨きをかけ、さらに輝きを増す女性を体現した坂本選手の姿が見られることでしょう!
坂本花織の今季フリーの曲について世間の反応は?
フィギュアスケート女子フリー、坂本花織ちゃんはプログラムもいいけど曲のno more fight left in meもいい 全てをあきらめ、あなたの子どもを育てた 流れに逆らって泳ぎ、あらゆる山を歩いた…
— 西東 (@isolationwrd) December 31, 2021
坂本花織が生き様とともに氷の上で体現してるものの強さをより感じる映像。真摯に向き合ったんだなって思う。
No More Fight Left In Me https://t.co/TjBkFIZfjF @YouTubeより
— harusame (@harusamesaladxt) December 26, 2021
今日の全日本フィギュア選手権の坂本花織選手のフリーの曲。良かったです。
イマニーと言う歌手が歌っているんですね。力強い女性をイメージさせます。No More Fight Left In Me https://t.co/El4MgpPnf1 @YouTubeより
— エビ (@ebi30jp) December 25, 2021
坂本花織選手のFPの『No More Fight Left in Me』、会場で歌詞を聞きながら気になっていたけど、ちゃんと確認するとやっぱり女性をエンパワーする強いメッセージ性のある曲なんだな。かおちゃんのあの力強い演技と相まって涙でそう……。これをオリンピックにぶつけてくるとはリショーやるな。
— ヒバリ (@spinninglerche) December 25, 2021
坂本選手の選曲すごいね。彼女はファイターだからね。No More Fight Left In Me
— さにー(雲夢江氏子弟) (@sunny_khkh) December 25, 2021
坂本選手のフリーの曲を聞いた人達からは、選曲の良さを評価する意見や、メッセージ性の強い曲に力強い演技が相まって感動するなどの声がありました。
解釈の難しい曲を敢えて選んだ坂本選手。テーマである女性の強さや生き様を、力強い演技で表現する坂本選手に、楽曲との一体感を感じますね!
坂本花織の今季フリーの振り付け
振り付けを担当したのは売れっ子振付師
坂本花織選手の今季フリーの振付を担当したのは、世界でも売れっ子の振付師・ブノワ・リショー氏です。
ブノワ・リショー氏は、名立たる大会にフランス代表として出場経験のある元フィギュアスケーターで、選手としてはシニアに上がる前に引退をされています。
現在は振付師としてスケート界で活躍しています。
https://twitter.com/kobahachi/status/1475780383770038279?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1475780383770038279%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fpublish.twitter.com%2F%3Fquery%3Dhttps3A2F2Ftwitter.com2Fkobahachi2Fstatus2F1475780383770038279widget%3DTweet
ブノワ・リショー氏の振付と言えば難易度が高いことで有名。
坂本花織選手は、高難度の振付を自分の物にするのに、とても苦労したそうです。
この振付で「コロナ過で制限がかかっている世界にも存在するほんの少しの自由」を表現したいと言います。
坂本花織が苦戦した高難度の振り付け
引用:YouTubeチャンネル「フジテレビ SPORTS 」
坂本選手が苦労したと言われる高難度の振り付け。その内容を見ていきましょう。
フィギュアスケートと言えば、まずはジャンプが注目されますが、その構成はと言うと・・・
- 2回転半
- 3回転ルッツ
- 3回転フリップ―2回転トウループ
- 3回転サルコーフリップ―トウループの連続3回転
- 2回転半-3回転トウループ
- 3回転ループ
注目は冒頭のダイナミックな2回転半(ダブルアクセル)。全日本選手権では綺麗に着地を決め、その後の演技に勢いを付けました。
そしてサルコ-フリップ-トーループの連続3回転といった雄大なジャンプも、力強さを感じますね!
https://twitter.com/satosysk8/status/1479287709323886593?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1479287709323886593%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fpublish.twitter.com%2F%3Fquery%3Dhttps3A2F2Ftwitter.com2Fsatosysk82Fstatus2F1479287709323886593widget%3DTweet
多彩なジャンプが盛り込まれたプログラム。北京オリンピックでもパーフェクトな演技を期待したいですね!
#坂本花織 が156・73点で初優勝、渡辺倫果が2位、青木祐奈が3位…インカレ https://t.co/xaG9nV7iT4 #スポーツ #sports #ニュース pic.twitter.com/MXitoZlE27
— スポーツ報知 (@SportsHochi) January 7, 2022
ジャンプの他にも、軸のぶれないスピンや深いエッジワークのステップも見どころ。
北京オリンピック出場を決めた全日本選手権では、つなぎまで濃厚な振り付けを演じきり、全ての要素で加点を得ました!
坂本花織のトリプルアクセルの精度は?
引用:THE DIGEST
高さと飛距離のあるダイナミックなジャンプを跳ぶ坂本花織選手は、ジュニア時代からトリプルアクセルにも挑戦してきました。
けれど、2015-16シーズンに右足すねを疲労骨折したことで、ジャンプが跳べない上に、リンクに立つことさえできないという辛い経験をしました。
それ以降、トリプルアクセルを封印してきた坂本選手。2019年にトリプルアクセルの練習を本格的に再開したものの、完成までの道のりは遠く、「超微妙。タイミングが合えば回り切る感じまで行けるが、そのタイミングが合うのがほんとに難しい。確率はまだ全然低い。奇跡ぐらいの確率。回転速度が遅いし、あとは高さを出すか、回転ピッチを上げるかしかない」と漏らしていました。
そしてオリンピックイヤーの今季、トリプルアクセルや4回転といった高難度ジャンプへの挑戦から、「今できることを確実にこなす」ことに目標を変え、「男子をも上回るスピード」や「そのスピードを活かした豪快なジャンプ」など坂本選手の武器を磨き上げ、日本女子フィギュアの頂点を勝ち取りました。
「トリプルアクセルは、今はあまり考えていない。今は自分ができる3回転ルッツまでのジャンプをしっかりプログラムに入れて迫力を出すことが一番大事だと思うので、トリプルアクセルや4回転よりも“今”を精一杯やりたいなと思っています」と語った坂本選手。
昨今の女子フィギュアスケート界では、ロシア勢の4回転やトリプルアクセルといった高難度ジャンパーの台頭に注目が集まっていますが、あえて高難度ジャンプを組み込まずテーマ性のあるプログラムを滑り切る坂本選手のオリンピック出場には大きな意味があると感じます。選手寿命の短さが懸念される女子フィギュアの希望となってもらいたいですね!
まとめ
今回は、坂本香織選手の今季のフリーの曲や、新プログラムやトリプルアクセルの精度についてご紹介しました!
トリプルアクセルの完成に至らず苦しんだ過去。
そこから復活し、自分らしさを追求し体現する坂本選手は、フリーの楽曲「No More Fight Left In Me」のテーマである「女性の強さ」とリンクしますね。
北京オリンピックでも、坂本選手らしい演技で活躍されるのを楽しみにしています!
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